この記事は、釣り人のマナーが悪い?迷惑な人にならないために気をつけたい注意点をまとめた記事です。
釣り人のマナーで検索すると、頭が悪いクズ!とか出てきて不安になるんだよね。マナーが悪いってトラブルになるのも嫌だし、注意点を教えてほしいな!
という疑問に答えます。
釣り初心者にとって、マナーを知らないがゆえに、他の釣り人や地域住民とトラブルになってしまうのは嫌だな!と心配になってしまいますよね。
実際「釣りに行きたいけど、マナーがよく分からなくて不安…」と感じる人が多いです。
しかし注意すべき釣り人のマナーやルールはそれほど多くないので、要点をしっかり押さえれば大丈夫です。
そこでこの記事では、初心者からベテランまで、すべての釣り人に知っておいてほしい釣りのマナーとルールを詳しく解説します。
これらを守ることで、あなたも周りの人も、より快適に釣りを楽しむことができるようになるでしょう。
釣り人はマナーが悪い?
それでは順番に釣り場でトラブルを起こさないためのマナーを紹介していきます。
例えば釣りのマナーを知らないことで起こるトラブルは、下記のように実に様々です。
- 隣の釣り人のラインと絡まってしまい、言い争いになる
- ゴミを放置して地域住民から苦情が出る
- 大声で話して周囲の釣り人の集中を乱す
- 違法駐車で近隣住民とトラブルになる
このように釣りが原因でマナーが悪い!と言われるようなことには様々なものがあります。
しかし多くの場合は、釣り人が原因でトラブルになることが多いです。
そのため釣り人はクズとか、少数の人が原因なのに、釣り人全てが悪いような印象を持たれてしまう可能性があります。
では実際にどのようなマナーが重要なのか?次の項目で解説していきます。
基本的な釣りのマナーとは?【これだけは押さえよう!】
それでは順番に釣りのマナーを解説していきます。
地域によって独特のマナーやルールがある場合がありますが、基本的には下記のポイントを抑えておきましょう。
- 挨拶と声がけを積極的に行う
- 漁港や岸壁では漁師さんが最優先
- 先に釣りをしている人の邪魔をしない
- ポイントはキレイにして、ゴミを残さない
- 騒音には注意する
- 喫煙する場合でもポイ捨てしない
- 駐車する場所に注意する
順番に解説します。
挨拶と声かけ
釣り場でのコミュニケーションは、トラブル防止の第一歩です。
釣り場に着いたら漁業関係者の方や他の釣り人に挨拶をすることを意識するだけでも、印象が大きく変わります。
たとえば「おはようございます」「こんにちは」など、簡単な挨拶で構わないので、周囲の釣り人との良好な関係を築くきっかけを作りましょう。
また「お先に失礼します」「お疲れさまでした」など、一声かけるだけでも印象が良くなります。
もちろんその時の状況によって挨拶や声掛けができないことも多いです。
無理をしない範囲で挨拶や声掛けをするだけで、次回会った時にも気持ちよく挨拶できる関係が築けます。
漁港や岸壁では漁師さんが最優先
海釣り初心者におすすめなのは防波堤や岸壁で、足場がよく駐車するスペースも広いので、ファミリーでも安心の釣り場です。
しかし漁港や岸壁は漁師さんなどの仕事場でもあり、邪魔をしないように注意しましょう。
特に漁に使う道具やロープなどが近くに置いてあることが多いので、踏んで破損しないように注意しましょう。
また魚市場前などのポイントでは、漁を終えた船が戻ってくる場合があります。
そのような時は、邪魔をしないようにすぐに場所を移動するのが大切です。
先に釣りをしている人の邪魔をしない
釣りのポイントに到着した時に、先に釣りをしている人が沢山いる場合もあります。
先に釣りをしている人の邪魔をしないようにしましょう。
トラブルの原因になりますし、空いているポイントを見つけて釣りをするようにしましょう。
どうしても釣りをしたい場合は、上級者の人ほどパッと釣ってパッと帰る人が多い印象なので、少し待つのもポイントです。
気分良く釣りをするためにも、しっかりとマナーを守りましょう。
漁港や釣り場はキレイにして、ゴミを残さない
釣りから帰る時は釣り場をキレイにしてから帰るのが大切で、ゴミを残してはいけません。
食べ残しや飲み物の空き容器はもちろんのこと、釣り具のパッケージなども忘れずに持ち帰りましょう。
釣り糸や仕掛けは怪我をする場合もありますし、鳥や魚に絡まる危険があります。
またタバコの吸い殻は火災の原因になる可能性があるので、絶対に放置しないようにしましょう。
特にサビキ釣りの場合は、エサのオキアミが地面に落ちることが多く、水くみバケツ等でキレイに洗い流してから帰宅しましょう。
漁師さんの迷惑になる場合がありますし、後から釣りをする人もいい気持ちではありません。
そのためゴミを放置せずに、キレイにすることは心がけた方が良いマナーです。
騒音には注意する
静かな環境で釣りを楽しみたい人も多いため、騒音には特に気を付けましょう。
例えば早朝や夜間だけでなく、昼間でも大声で話したり、音楽を大音量で流さないといった注意は必要です。
特に釣りをしている場合は、興奮して大声を出してしまいがちですが、周囲の迷惑になります。
また釣り場周辺に住宅がある場合、生活音が響きやすい時間帯は特に注意が必要です。
子供連れの場合は、子供の声や行動にも注意を払いましょう。
周囲の迷惑にならないよう配慮することもマナーの1つです。
喫煙する場合でもポイ捨てしない
喫煙者と非喫煙者が快適に過ごせるよう、喫煙には細心の注意を払いましょう。
海という広い場所だとその場で喫煙する人もいますが、指定された喫煙所がある場合は、必ずそこで喫煙しましょう。
また喫煙する場合は携帯灰皿を持参し、吸い殻はポイ捨てせず、吸い殻は必ず持ち帰りましょう。
他にも屋外の場合は風向きに注意し、煙が周囲に流れないようにする必要があります。
最近は電子タバコが普及して煙や匂いが少ない場合も多いですが、喫煙する場合のマナーには気をつけましょう。
駐車する場所に注意する
違法駐車は釣り人にとって地域住民とのトラブルの主な原因の一つです。
ルールを守って駐車しましょう。
例えば田畑や空き地、個人の敷地内などの私有地への駐車は絶対にNGです。
また他の車の通行の妨げにならないようにすることも重要で、緊急車両の通行の妨げになる可能性がある場所に駐車してはいけません。
駐車する際は、他の車両のスペースを十分に確保して、出入り口や通路をふさがないよう注意が必要です。
釣りでトラブルを避けるためのポイント
釣りを楽しむ上で、他の釣り人や地域住民とのトラブルは避けたいものです。
ここでは、トラブルを未然に防ぐためのポイントをご紹介します。
- 釣り場は先行者優先
- キャスト時の注意点
- 釣った魚を雑に取り扱わない
- 立ち入り禁止区域に立ち入らない
- 天候が良くない時は無理に釣りしない
順番に解説します。
釣り場は先行者優先
釣り場では、「先行者優先」の原則が一般的です。
これを守ることで、多くのトラブルを避けることができます。
先に釣りをしている人がいれば、5〜10メートル程度の間隔を空けて釣りをする。
他にも釣り場を独占せずに譲り合って釣りを楽しむなども注意すると良いでしょう。
この場合でも声掛けしてコミュニケーションを取ることで、気持ちよく釣りをすることができるようになります。
キャスト時の注意点
キャスト(釣り糸を投げること)は、釣りの基本動作ですが、周囲への配慮が特に必要な動作でもあります。
キャストの前後左右に人がいないか必ず確認してからキャストするようにしましょう。
特にルアーフィッシングの場合は、ルアーやジグは重量があり、鋭い針がついているため、人に当たると非常に危険なため周囲に注意を払う必要があります。
また強風時は、キャストした後に思わぬ方向にラインが流されることがあります。
風上の人に迷惑をかけないよう、風向きを考慮してキャストするなど、配慮する必要があります。
釣った魚を雑に取り扱わない
釣った魚の扱い方も、重要なマナーの一つです。
魚を大切に扱うことは、釣り人としての基本的な姿勢です。
必要以上に魚を傷つけないことも必要ですし、食べない魚などは必ずリリースすることも重要です。
特にサビキ釣りなどをしているとかなりの数が釣れる場合もあり、持ち帰っても食べ切れない量の魚は釣らないようにしましょう。
また魚の数は限られているので、サイズの小さい魚はリリースして大きくなるまで待ってあげましょう。
食べ切れない量の魚や小さい魚を守るのも釣りをする時に大切なマナーです。
立ち入り禁止区域に立ち入らない
危険な場所や私有地などには、絶対に立ち入らないようにしましょう。
「釣れそうだから」という理由で、禁止区域に入るのは絶対にNGです。
立ち入り禁止の理由は様々ありますが、工事をしている途中や単純に足場が悪くて危険な場所の場合があります。
また比較的規模の大きな港の場合は、保安の関係で立ち入り禁止の場所が多いです。
例えば私が釣りをする三陸方面だと、青森県八戸市近辺が多い印象です。
石油が備蓄されている場所等が多いため、立ち入り禁止の場所では警察官の姿も見たこともあります。
トラブルを避けるためにも、立ち入り禁止と書かれている場所に入るのはやめましょう。
天候が良くない時は無理に釣りしない
海釣りは天候に大きく左右されます。
天気が良くても風が強くて釣りがしにくい場合がありますし、急に雨が降る場合もあります。
また夏場は海辺でも暑くなり、防波堤や岸壁では日差しを避けられる場所も少ないです。
そのような天候の時に釣りをしても、釣果が上がらないことも多いですし体調を崩してしまう場合もあります。
せっかく釣りに行ったので釣りをしたい!と思うものですが、無理をしないことも大切です。
釣りに行く前に知っておきたい注意点【Q&A】
最後に釣りに行く前に知っておきたい注意点を解説していきます。
簡潔にQ&A形式で紹介します。
子供と一緒に釣りに行く場合、特に気をつけることはありますか?
子供と釣りを楽しむ際は、安全第一です。
ライフジャケットの着用、危険な場所への立ち入り禁止などは注意すべきですし、子供の声や動きが他の人の迷惑にならないよう注意することも重要です。
夜釣りの際の注意点は?
夜釣りを楽しむ際は、ヘッドライトなど適切な照明器具を用意して海に落下したりけがをしないように注意しましょう。
また周囲に対して騒音に特に気をつけることも重要です。
釣り場での写真撮影のマナーは?
釣り場での写真撮影は以下のポイントに注意しましょう。
- 他の釣り人が写り込まないよう配慮する
- フラッシュ撮影は、特に夜間は控えめにする
- SNSへの投稿時は、場所の詳細を公開しすぎないよう注意
- 魚の撮影は手短に済ませ、魚への負担を最小限に抑える
- 自然環境を傷つけるような撮影は避ける
釣り場での犬などのペットを連れて行くときの注意点は?
ペットを連れて釣りに行く場合は、まずペットの同伴が禁止されていないか?確認しましょう。
また必ずリードをつけ、他の釣り人の迷惑にならないよう管理して、ペットのフンは必ず持ち帰ることも大切です。
他にも釣り針などで足の怪我や誤飲に注意したり、車内の熱中症に気をつける必要があります。
まとめ
釣り初心者の方に向けて、覚えておきたい釣りのマナーを紹介しました。
最低限覚えておくべき釣りのマナーは、下記の通りです。
- 挨拶と声がけを積極的に行う
- 漁港や岸壁では漁師さんが最優先
- 先に釣りをしている人の邪魔をしない
- ポイントはキレイにして、ゴミを残さない
- 騒音には注意する
- 喫煙する場合でもポイ捨てしない
- 駐車する場所に注意する
海釣りは手軽に始められて、ファミリーでも楽しめる点がメリットです。
しかし気をつけるべきポイントや注意点を守らないと、危険を伴ったり楽しくない釣りになってしまいます。
せっかく釣りに行くなら、楽しく釣りをしたいですよね!
ぜひマナーや注意点に気をつけて、釣りを楽しんでみてください。